グローバルで働きたいって何だろう。「グローバルだから御社を志望します」なんて言ってないよね?
どうも、ITコンサルタントのShoheiです。
今日は、昨日のKei君の記事に触発されて、グローバル関係の記事を書くことにしました。
グローバルに憧れて入社して、実際今までグローバルな経験を積んだ上で何を思うかを、書いていきたいと思います。
Introduction
まずは自分の話。
肝心な自分は今、グローバルな仕事をしているかというと、残念ながら今はグローバル率5%ぐらいですかね。基本は国内の企業さんのコンサルタントをしています。
ただ、今所属している、ITコンサルタントをする部署にくる前は、かなりの頻度で英語を使った業務をしていました。3年間で海外出張も6回ぐらいありましたし、日常のメールも半分ぐらい英語でしたね。
また、Keiくん同様、TOEICの百の位も9にはなっているので、一応世間一般に見るとグローバル人材と見なされる位置にはいるんじゃないでしょうか。
"Your are global! So I love you!!"
さて、就活生を見ていると、「御社はグローバルですね!だから御社を希望します!!」ていう人、よくいます。機会あって今まで50人ぐらい就活生と話てきましたが、10人ぐらいはこの主張してました。
ただ、この主張、曖昧すぎます。
今やどの会社も「グローバル」「ワールドワイド」なんて言葉を掲げています。
実際、ドメスティックなイメージが強かった会社に就職した友達でも、「2−3年ロンドンで働いてくるわー」なんていう人いますしね。
グローバルだから御社を、なんていう理由は、飛び抜けてグローバル推しの会社ぐらいにしか通用しませんし、グローバルなイメージだからこの会社!!なんて選び方してたら後々絶対後悔すると思います。
上に書いているように、「グローバルだからで御社で働きたいです」て言うてるのは、「You are global! So I love you!!」て言うてるのと同じだと思います。
Then, what is global work?
「とは言っても私はグローバルに働きたいんです!」ていう方。
じゃぁ、「グローバルに働く」って何なんでしょうか? 結局何がしたいの?って言われて答えられますか?
自分が就活生だったときに、グローバルで働きたいと思ってたときの正直な理由をいうと、「英語を使っている俺かっこいいから。以上!」でした。
もちろんそんなこと面接の場で言えるはずなく、価値観を広げたいとか、いろいろ言うてましたけど、働くことのイメージすら全くもって沸いていないのに、グローバルで働くのイメージなんて湧きませんよね。
グローバルで働くと一言でいうても、以下のように色んなパターンがあります。
それぞれでのパターンを簡単に書いていきますが、結局自分が「グローバルに働きたい」と言ってる理由が何へのモチベーションからきているのか、探して見てください。
場所と言語編
日本で外国人と英語で働くパターン
同じ部署に外国の方が沢山いて、英語を使って一緒にビジネスを進めていくパターンですかね。
このパターンを単純に実現したいだけであれば、 す⚫️家の定員になって、日本語あまり喋れないアルバイトさんを指導する、でもいいですね。
いやいや、違うんです、って言う場合は、他の理由はなんでしょうか。
もしあなたが、外国人というキーワードではなくて、外国の人ならが持っているであろうスキルや価値観に注目しているのであれば、それが満たされているかちゃんと調べておくべきです。「うちは外国人が多いんですよー」と就活面談で言う人事に対して「どんなスキルを求めて増やしてるんですか?」と聞いて見るのも手です。
日本で日本人と英語で働く
公用語が英語だったりすると、このケースも発生するかもですね。
このパターンを望んでます、っていう人はあまりいないと思いますが、それでもいいというのであれば、結局英語を使いたいだけかなぁと思います。
その場合、英語に着目したビジネスの方が向いてるような気はします(英語塾とか、通訳とか)。
海外に行って日本人と日本語で働く
駐在している人とか、実際このケースも多いと聞きますね。
海外現地法人に行ったけど、実は日本人ばっかだったとか、お客さんは日本人onlyだとかあるみたいです。
これは場所と環境(と地位?)にこだわってる人なら、このパターンでも良いのかと思います。
余談ですが、「1年間シンガポールで働いてきました、(俺かっこいいでしょ)」てなんて言う人の中にも、結局現地のビジネス英語を一言も話していない、なんて人もいますから、それにキャーキャーいって間違って惚れないようにしましょう。
海外に行って外国人と英語で働く
これはなかなかやりがいあるケースですね。
例えば海外の子会社等で、現地の人たちをコントロールする立場としていくとか、実際海外のお客さんに営業をかけるとか。
ただ、この立場は希望していけるケースって少ないと思います。求められるビジネス・言語スキルが高いし、このポジション狙っている人が多く、厳しい戦いになるケースも多いと思います。
もし若手のうちにこれをやりたいのであれば、現地採用が一番近道です。2年ぐらい日本で働いて、シンガポールに渡って現地で職を探して就職するとか。友達にも沢山いますし、意外とその気になれば簡単にできちゃうみたいですよ。
業務編
日本で日本語で、グローバルに業務をするパターンもあります。
ざっと書くだけでも以下のように多様な働き方があります。
- 日本から、海外のベンダや子会社をコントロールする (英語だったりもしますが、結局日本用の日本人営業がついてくれるパターンもあります)
- 設備(工場やデータセンタなど)をワールドワイドに持ち、コントロールする
- 海外企業をM&Aするための調査をする
- 海外で働く人材に対する人事をする
- 海外のIT動向を調査する
- 海外向けの広報案を考える
- 中国やEUなど、厳しい法律がある国の法律を満たしているか監査する
I'm now working for domestic projects, although I might be a global person.
さて、最初に触れた、一応グローバル人材かもしれない自分が、今グローバル業務を離れて見てどう思っているか、最後に書きましょう。
....正直、グローバルでもドメスティックでもどっちでもよくなりました。
最初は「グローバルだぁ!英語だぁ!!」言うてましたが、今はグローバルに強いこだわりはもっていません。
もちろんグローバルの案件に携わったりして、英語で直接やりとりした方がスムーズになる、というような場合は英語を使います。また、一応特技なので使えて嬉しいと思います。
ただ結局、グローバルであることは手段でしかないと考えるようになったので、今は言語や場所よりも、やりたいビジネスベースで仕事について考えるようになりましたね。
この考え方は人それぞれですし、若いうちに英語を使ったり海外で働いて見るのは絶対にいい経験とは思いますが、グローバルにこだわりすぎて本末転倒にならないようにはすべきですね。
Conclusion
今日は、グローバルに働くとは何かを考えて書いて見ました。
何か感じたことがあった方は、コメントやTwitter(@go_mount_blog)で連絡をもらえると嬉しいです ^^