Sierとコンサルタントの違い
どうもー、Keiです。
もう12月ですねー。寒くなってまいりましたので、風邪など引かないようにしてくださいね。
今回のトピックは「Sierとコンサルタントの違い」についてですが、意外と答えにくい質問だと思うのですよね。
特に、現在コンサルタントの方はSierとはぜんぜん違うよ、というプライドや意識を持っていたりして、自信を持って違いを言える方が多い印象です。
一方で、この2つの職業は具体的な業務内容が外からだと想像しにくい側面があるため、違いを明確に言うのは難しいと僕は思うのです。
特に、最近はコンサルもITコンサルのように戦略だけでなく、IT領域のPMOやSIをやるコンサルも出てきたため、両者の境界線が曖昧になっていると感じます。
ぼくは前にITコンサル系の会社の面接に行った際に、本当にこのブログのタイトル通りの質問をされたことがあります。
「コンサルとSierの違いってなんだと思う?」
しかも、その1社だけではなくて、
他のITコンサル系の会社からも、これと似た質問をもらったんですよね。
そのときは、コンサルはお客様から課題を聞いて、それに対して提案を~みたいな答えを返していましたが、今ならもう少し上手く答えられるかな、と思います。
この質問は、けっこうSIよりのITコンサルでは聞かれる質問みたいなので、自分の中で回答を持っているといいですね。
ぼくの考えは、このブログのもう少し後ろの方で書きます。
Sierのイメージ
まず、両者のイメージがないと違いも何もないですよね。
僕のSierのイメージを書き出してみます。
最後だけバイネームになってしまいましたが、こんな感じですよね。
あと、仕事を横に流すだけで仲介料ばっかり高くなる胡散臭いイメージもあります。
別に、ぼくはアンチSierではありませんよ。
Sierが多方面で叩かれているのは事実ですが。
余談ですが、暗い話題の多いSierですが、それを真摯に受け止めて今後Sierはどのように活躍すれば良いかについて、下記の本では非常に良くまとめられています。
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コンサルタントのイメージ
特にSierと違いが分けにくいITコンサルのイメージについてもばらばらと書いていきます。
- 激務
- クライアントへ提案する
- PM
- 技術はあまり詳しくない
- 胡散臭い
激務と胡散臭さが一致したイメージですね。
個人的に、というかクライアント的にはSierよりコンサルの方が何やっているかわからない、という場合もあるのではないでしょうか。
良くわからないが、ただの紙切れのために何千万、何億と払ったり、自社で
なんとかできないのか!?って思う方もいると思います。
Sierとコンサルタントの違い
さて、ここまでイメージの話ばかりしてきましたが、結局Sierとコンサルの違いはなくなりつつあると思います。
一方で、よくSierとコンサルタントが違うと言われているポイントについてコンサル目線で話をしたいと思います。
端的に言うと、コンサルはSierと違って仮説を持ってクライアントの課題に対して提案ができる点です。
ここでいう、課題が自明であればSierでも答えを提示するかもしれませんが、プロセスの決め方などやり方が多岐に渡る場合では、Sierはお客様に決めてもらうか、どのようなパターンがあるかをお客様に提示するに留まります。
一方で、コンサルは抜け漏れなく方法論のパターンを示した後、お客様の最適なプロセスはこれだろうという仮説を作成し、落とし所を作るという部分だと思います。
当たり前だろ、と思うかもしれませんが
この仮説を持つという部分とそれをお客様にキレイに見せる部分がコンサルの根っこの部分ではないかと考えます。
もちろん、Sierの人が何も考えず仕事をしている、とは言っているわけではありません。
あくまでロール上の話です。
さて、今回はSierとコンサルの違いについて話をしました。
就活中の方の参考になれば良いかと思います。
それではまた!