SM(Service Manager)とは何か
初めまして、新米SMのhaseです。
今回はマルキ・ド・サドとマゾッホについての考察をしたいわけではなく、私のお仕事であるSM = Service Manager(サビマネ)と呼ばれる人たちについてお話ししていこうかなと思ってます。
今回Shoheiからブログを書く機会をいただいたので、この機会にIT業界内でも認知度の低いサビマネに少しでも興味を持ってもらえたらと思ってます。
サビマネって?
一般的にシステムの開発工程は大きく、
- 商談
- 構築
- 運用
の3フェーズに分かれると言われます。1.何を作るか聞いてきて・2.作って・3.使う(アップデートする)、というわけです。その最後の3. 運用部分を任されているのがサビマネです。
具体的な業務内容は次回以降に譲りたいと思いますが、大きくは障害(システムが止まった!使い方がわからない!パスワード忘れた!などなど。)発生時の対応部隊の構築、そして障害対応、それからシステム・及び運用自体の改善をしていきます。とにかくどうやったら顧客システムが安定稼働(することによって自分たちが楽を)できるかということを日々必死に考えているわけです。
障害はいつ起こるかわかりません。
そのため重要なシステムが止まったりすると、夜中でも電話で叩き起こされたりします。かなり泥臭い仕事です。
セクシーなデータサイエンティストやイケイケITコンサルを小栗旬や菅田将暉だとすると、サビマネは生瀬勝久といったところでしょうか(笑)ちょっとドタバタ系ですが、いい仕事しますよ、といったところ。
サビマネってちょっと地味?
ここまででなんとなくわかったかもしれませんが、一昔前まで、運用というのは一般的にシステム開発後の尻拭いというか残飯処理というか、上流工程と言われる商談・構築の部隊からは下に見られていたところがあったようです。
しかしその状況は変わりつつあります。
世界で最も革新的な企業100社、初登場の米企業がトップ2に
フォーブスはこのほど、最新の「世界で最も革新的な企業」リストを公開した。8度目のランキング発表となる今回は、初登場の米サービスナウ(ServiceNow)がトップを飾った。
クラウド型ITサービス管理プラットフォームなどを提供するサービスナウは、時価総額がおよそ300億ドル(約3兆2500億円)。2017年の売上高は約19億3000万ドルに上り、今年は30%以上の成長が見込まれている。
いきなりですが、世界で最も革新的な企業トップを飾ったServiceNow。
一つの例ではありますが、このServiceNow社の提供するServiceNowという(社名と同じ)クラウド型ITサービス管理プラットフォームは、運用で使用されるプラットフォームで、運用自動化や情報の一元管理などを簡単に行うことができます。
また、運用は定型的な作業が占める割合が高く、AI・RPA(Robotic Process Automation)などを用いた自動化の余地が大きいと言われています。
泥臭い障害対応部隊から、最新のIT技術を使ったスペシャリスト集団へ。 そして、
世界で最も革新的なツールを使って、お客様にシステムを安定して使ってもらうお仕事。
こう言えば、少しは興味を持っていただけるでしょうか。
サビマネになってみて
今回はサビマネのざっくりした概要と、泥臭いだけではなくて意外と新しいこともやっているんだよ、というキーワードだけは散りばめてみました。次回以降はサビマネとは何かその具体的な内容に入っていく予定です。
地味なイメージのある運用。
でもやってみると意外と面白いところもあるんですよ、ということを次回以降お伝えしていければなと思っています。