LPIC(Linuc)て意味あるの?勉強法は?
どうも、ITコンサルタントのShoheiです。
古いMacをメルカリで売ってしまったためスマホからの更新になります。
前回のKeiくんのAWSの資格の情報に続き、今日はLPIC(現Linuc)に関する記事を書いていきたいと思います。
なにそれ
詳しくはこちら*1を確認いただければと思いますが、ざっくりいうとLinuxの基礎の理解を問われる資格です。
入社当初僕は先輩から「サーバー系ならLpic、NW系ならCCNAでとりあえず脱初心者証明しとけ」と言われてました。
資格の選定については賛否あるかと思いますが、資格の良さとかを考えて考えて何もしないよりはマシです。
僕が資格合格した時に「そういう資格結局あんまり意味ないからなー」とかほざく老害クソうんこジジイもいましたけど、繰り返します、何もしないよりはマシです。
何とるか迷って何もしないなら、有名な資格はさっさとっちゃえばいいと思います。
で、実際どうだったの?
さて、僕はLevel1,2,3全部取りましたが、実際のところとってよかったのか、実際取るべきなのかどうなのか、書いていきます。
良かった点
証明になる
「LPIC? あー全部とりましたよ。」って言っとけば、「すごいかっこいい好き」となる人も少なからずいます。実際僕はLevel3までとってアピールしたら技術的な仕事(LPICと直接関係ないけどツール作ったり)が増えました。あとLinkedINなど転職系のSNSにもにもかける資格なので、客観的な証明になります。
普段業務で知り得ないことも一度頭に入れられる
後ほど書きますが、「これLpicの勉強でしかきいたことねぇぞ」て内容も出てきます。
「それ意味ないじゃん」て思うかもしれないてますが、逆にLpicを学んだ大勢の人は知ってます。
資格に載るということはどこかで出会う概念かもしれませんし、「見たことがある」状態にしておくことは一つ大事なことだと思います。
微妙な点
暗記が多い
特にLevel1。ググったりmanコマンドで調べれば一発の、しかも重箱の隅をつつく系コマンドも出てきます。それ覚えるのは割と苦行です。
あんまり体系的でない
「資格は体系的に学べるからいいよ」とよくききますが、サーバー系ってNWとかと違って全体像を絵に描きづらいようなところもあるので、知識を体系的に学んでる印象はないです。
体系的に知識を整理することを求めてるのであれば、あまりオススメしないです。というかサーバー系でそれをする手段があるなら教えて欲しいです。
各Levelの印象をちょっとずつ述べます
101
恥ずかしすぎますが舐めすぎて2回落ちました。しかも半年ぐらいダラダラ勉強してたかな(照)
基本コマンド、基本概念メイン。基本は暗記ゲーです。rpmとかyumとかの、こまかーいオプションがよく聞かれます。
ただシステムのブートの話は常識なのでちゃんと理解して覚えておくべきです。
102
101に2回落ちた後、3週間101を受けれなくなったので、その間に勉強して受かりました。
シェルの話はツールを書く人なら覚えておきましょう。
201
1で燃え尽きてやる気がなくなり、5ヶ月ほどダラダラ勉強してとりました(照)
システムの構築や保守やるなら、割と重要な項目が多いかと思います。
ストレージ管理のところは概念をちゃんとおさえておきましょう。
202
だるいので3週間でささっととりました。
Webサーバーなど色んなサーバーを構築していくコーナーですが、ここで勉強した知識をずっと覚えておくべきかというとNo。各サーバーの名前と存在は知っておくべきですが、実際の構築はケースバイケースなので、勉強した時の参考書を見返すことはないでしょう。
304
だるいので2週間でとって、満点でした。つまりそんな難しくないです。
そしてここまでくると内容が割と面白い。仮想化にまつわる細かい言葉の整理が出来るし、Pacemakerなどよく使うソフトの話も知れるのでなかなかよいです。
どうやって勉強したの
本で勉強
まず、このシリーズは一通り読みました。
Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応
- 作者: 中島能和,濱野賢一朗
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応
- 作者: 中島能和,濱野賢一朗
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Level3のときはなかったのでこちらでした。
徹底攻略 LPIC Level3 304 教科書+問題集[Version 2.0]対応
- 作者: 米山学,株式会社ソキウス・ジャパン
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、これだけやってても落ちます。101のとき、あずき本の問題やり込んでましたが2回落ちました。
ネットで勉強
問題で練習するなら、絶対にPing-tがおすすめです。
色んな資格の練習問題が載っているサイトなのですが、間違えた数などに応じて各問題が金銀銅に色付けされます。
最初は銅ですが、正解すると銀に上がり、また正解すると金に上がります。間違えるとまた戻ります。
つまり、全てを二連続で正解しないと金にはならないので、三回解いてなお銅とか銀の問題は自分の弱点だと知れるのが非常に良いです。
試験前に全問題金にしてから臨みましょう。
Level2,3は有料ですが、Level1は無料です。
まとめ
Lpic(Linuc)の感想と対策方法についてまとめました。