IT社員3人組によるリレーブログ

某IT企業に勤める同期3人が、日常で思ったことを記録していきます (twitter: @go_mount_blog)

英語を上達させるには 〜インプット編〜

どうも、ITコンサルタントのShoheiです。

最近電車で社会人向けの英語教室の広告をよく見ますね。

 

以前こちらの記事でグローバルで働くことについて説明しましたが、いずれの形であれ、社会人になってからも英語力を向上させたい人は多いようですね。 

今日は、グローバル人材の端くれである自分が、自分の思う英語の極意について述べて行きたいと思います。

 

ここでいう英語力とは

本編に入る前に。ここで言う英語力はTOEICの点数ではありません。

TOEICの得点 = 真の英語力+小手先のTOEIC

僕はこう理解していますが、TOEICの点数だけで英語能力を見てしまうとTOEICのお勉強で手に入れた小手先のTOEIC力が含まれてしまうので、真の英語力は見抜けなくなります。

実際、「TOEIC970点なんす! (俺天才っしょペラペラやでデレシシシシ)」て言うやつと国際の電話会議に一緒に入りましたが、そいつは何か話題振られても大体理解できずに黙ってました。

確かにTOEICの点数と本当の英語力と相関があるかもしれませんが、高いから真の英語力が高いとは言えません。

上述のように小手先で200点ぐらい伸ばして自慢してるだけで、実践では役に立たないゴミもいますからね。

 

僕がいう真の英語力は、真の読み書き聞き喋りの力です。

とりわけ、翻訳ソフト等が使えず真の実力が如実に出やすい、リアルタイム英会話の力を僕は重視しています。

 

リアルタイム英会話力を向上させよう

英会話。大きく分けるとインプット(聞くこと)とアウトプット(話すこと)ですよね。

 

インプット= ①音声を言葉として識別して②言葉を意味に変換する  

アウトプット= ①伝えたいことを言葉に変換して②言葉を発音する

僕は上記のように理解しています。

今日はインプットの作業を以下のように分解して、それぞれについて向上させる方法について考えて見ましょう。

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①音声を言葉として識別する

これは、なんとなく聞こえてくる音の羅列を聞き取るフェーズです。

単語の意味は知らなくてもいいし、相手が言ったことを再現する、それさえできればここは勝ちです。

ただ、これってなかなか難しいですよね。単語の意味とかは知ってるのに実戦だと聞き取れなかったりする人も多いのではないでしょうか。

さて、それが出来ないのは何故か、そしてどうすれば上達するかを思いつくままに書いていきます。

 

・1つ1つの発音が分かっていない

sってこんな音、lってこんな音、とか、aの母音にこんな音がある、てのが理解できていないパターンですね。

例えば、lackとluckとlockとrackをうまく聞き分けられますかね。

もちろん上記の違いは文脈でも判断できますが、正確に聞き取れるにこしたことはないのです。

 

これを鍛えるには、発音記号一つ一つ理解して、自分で発音して解明するのが一番早いと思います。

例えば"s"の発音は下と上の歯をしっかり閉じて息を出します。そのとき、喉に手を当てて見てください。震えてたら違います。喉が震えてたらzです。

次に、sを発音しながら少しだけ歯と歯の間に隙間をあけます。そうするとthinkのthの発音になります、といったように。

まずは、一つ一つの発音を知って、自分で再現できるようになり、識別するところから始めましょう。

 

・単語のアクセントが理解できていない

例えば、important。読み方を、インポータントだと思い込んでる人は、正確な発音が相手から飛んできてもピンときません。

日本語でもイントネーションが全然違う地方の言葉だと聞き取れなかったりしますもんね。

これは少し単語のアクセントにも注意を払って単語を覚えることで克服できます。

 

・単語と単語の繋がり部分で見失っている

英語と日本語の違いの一つに、英語は日本語と違って子音+母音がセットでは無いという点があります。

日本語でありがとうは a-ri-ga-to-uと必ずセットになっています。

なので単語と単語が混ざって発音されることはほとんどありません。

 

英語は違います。 passは pa-suのように発音するのではなく(本当はæですが)、pa-sと、sのあとに母音がきません。

なので、もしpassのあとがaのような母音であれば、pa-s-apa-saのように混ざって発音されるのです。※意図せずとも、正確に、sのあとに母音をつけずにそのままaを発音すると混ざります

 

pass an examぱす あん いぐざむだと思っているところに、ぱさにぐざむというように正確な発音がくると、なんのことだろうと混乱しますよね。

この原則を知って、自分でも発音してみると、英語の響きが見えて、聞き取りもしやすくなると思います(発音もカッコよくなりますよ)

 

・文章のイントネーションで混乱している

My name is Shohei. これの文章で強く読まれるのは、Shohei、次にnameです。

英語のリズムと強弱のコツがわかっていないと、ときに混乱します。

ただ、この項目も重要ですが、それよりも上で述べてきた3項目の方が重要なので、まずは上の3つの克服からするといいかと思います。

 

自分には何も得がないけど宣伝

このへんは、この本がめちゃめちゃめちゃめちゃおすすめです。

自分はこの本で音声学を勉強して、発音がまぁまぁよくなったと思います。

おすすめ。

②言葉を意味に変換する

これは、当たり前なんであんまり深くは書きません。

先ほど聞こえてきた パサニグザムをpass an examと変換し、意味を理解することです。

ここで初めて、音から単語を識別し、単語から意味を識別する能力が必要となります。

これは中高でよくやってきた勉強、単語・熟語・文法を知っているかという世界になってきますかね。

一つだけ、僕が勉強するときに注意していることは、和訳しないということです。

apple→りんご→赤くて食べれるやつと変換してては、英語脳になっていません。

appleと聞いた瞬間にジュルリとなれるよう、英単語ともののイメージを直結させることが重要となります。

僕がずっと使っている単語アプリでは、必ず英単語とともに単語の絵がでてきますが、そういうのを活用することで単語とイメージを直結させましょう。

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おすすめの勉強法

文章を3回シャドウィングしたあとに、1回聞く、というやり方で僕はよく鍛えていました。

まずは言葉を聞いて、少し遅れて発音。発音もイントネーションも全て真似しながら発音します。音声に追われるのではなく、必ず自分の言葉で発音できていると思えるまでシャドウィング。

そしてその後、シャドウをやめて見て、英語を聞く。英語がすっと入ってきて意味がイメージできたら勝ち。

こうすることで、上述の①②をまとめて鍛えるトレーニングをしていました。

 

まとめ

リアルタイム英会話力におけるインプット能力の内訳と、鍛える方法について書きました。

完全に自分流ですが、ぜひみなさんも試してみてください!